慎(SIN。

虚構シリーズなどを掲載

【零子(ニヒルコ)】

https://lh3.googleusercontent.com/-QtLZqOhOvYY/VjUcv6JN4KI/AAAAAAAAAbI/dlXP-i-QFaA/w426-h462/DSCF7668%2B%25282%2529.JPG

――――、黒箱(おとり世代)。

「」

【昔の人は、奇形を元に神様を生み出したりしてたらしいよ。】

と、無脳症で単眼症の零子を抱えながら言う。

彼女は、奇形で捨て子だった。

それを、黒神が拾って、育てているのだ。

【神様は、大体。

腕が多い、目が多い、顔が多い、とかしてるしね。

神様は奇形が多い。僕は好きだよ、奇形。

本当は、不細工よりも奇形が好きって言いたいくらい。

でも、僕は宇宙人だとか神様呼ばわりするのはどうかと思うんだ。

だって、奇形は奇形だもの。奇形以上だもの。】

と、頬擦りする。

「」

無論、零子は喋れない。

あまりにも、障害が多すぎる。

そして、無毛症。

ウランくん右腕くんと左腕くんに頼まずとも、

健常者どころかそれ以上にも出来るけどね。

でもね、僕は踏み込めない。ヘタレってかウンコタレだし。

遺伝子操作で障害者を健常者にするのは、

新人類を生み出すのと同じじゃないか。

薬も飲まない、薬に頼らず運命を受け入れるんだ。

まあ、今更遅いけどね。既に新人類は生み出されている。】

sin