悲恋物語

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- 慎(シン。-

「恋さん、

取られちゃいました?」

「っぽい。」

「そう。」

「慎くん家の犬も、

父犬にお嫁さん取られてたしな。」

と、訳の分からない言い訳をする。

「恋さんって、そもそも、小説のキャラだったのでしょう?」

「ああ、ラノベの。」

「しかも、そもそもあなたが好きじゃなかった。」

僕はそもそも読者だったしな。

「君もね。」

経験人数が、0人になった。

「わざとですよ。」

「そうだろうけど。」

にしても、あんだけヤンデレぶっておきながら、

慎君にオトされちゃうなんて。

いや、仕方ないか。

所詮、僕にハーレムは、荷が重すぎたのさ。

僕にモテるのは、彼女くらいのもんだ。

選ぶのは面倒だから、よかったかも。

(持てないからモテないのよ。)

「そうだろうな。」

リリスたんは、マリアの影とでもいうべき存在だな。

見た目は似てるけど、全然違う。

慎君と僕の関係に似てるのかも知れない。

彼女は嘘でも愛してくれない。

sin

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