転生のゼロ②

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- 慎(シン。-

二人の新人、ツーニート

「僕は、死んだ彼自身だよ。」

「あたしもですよ。」

そして、こうして、転生した。

(人は死ぬ前に子孫を残したがるっていうけど、

シンちゃんが自殺前に告ったのはそういう意味なのかね?)

「あの感じは、そうだと思うよ。」

寒空の下。

死ぬ気じゃなくて、殺す気で。

慎:俺と結婚してくれ。

「シンくん と?」

慎:うん。

「でも、受験とかあるし」

慎:じゃあ、まず付き合おう、Hな事からはじめよう。

僕はここで笑いそうになった。

(ウケる。)

これはウケる。

しかし、彼女の彼氏である、K君が許さなかった。

そこに、僕。

「彼の邪魔をしないでくれ。」

「うるさい!どけ!」

「君が、退け。」

僕のその台詞に、彼は凍りついた。

脅しすぎたかもだけど。

無の言霊を使ったんだ。

―――彼は、

愛されるべき者が愛されないこの世を、

あの世の様にしようとした。

僕は彼を止めなかったけど、

助けたこともなかった。

しかし、そうはいられない。

また、英雄を気取ってしまった。

sin

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