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続きはWEBで

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- 慎(シン。-

俺は誰も受け入れない以上に、
誰にも受け入れられない。何にも。
慎:・・・。
このまま、ここに立っていよう。
轢かれて死のう。
あいつらの言うように、
俺が生きるだけ無駄だ。
そう思えてきた。俺は負けたんだ。
慎:・・・。
夜。
涙に合わせるように、雨が降る。
すると、キィーッ。と、車が止まった。
ゴンッ、ドタッ。
――「あっ、大丈夫~?」
あたしは、男性を撥ねてしまった。
つい、運転しながらスマホを覗いていたら、
目前に男の子が立っていて、
ブレーキを踏んだんだけど、撥ねてしまった。
ヤバい。殺してたらどうしよう。逃げてもバレそうだし。
慎:・・・。
彼が、ボンネットから起き上がる。
「大丈夫?」
慎:ええ。
「怪我してない?」
慎:脚が、痛いですかね。
「あ、車に乗って!病院連れてくから!」
慎:ありがとうございます。
と、彼は微笑み、あたしの車に乗って、
シートベルトをしめた。
あたしより先に。
――ブゥーンッ。
慎:あの、やっぱいいです。
「何で?すぐそこだよ?」
慎:病院嫌いなんです。
「そんな事言ってる場合じゃないでしょ。」
慎:僕、指名手配者なんですよ。
すると、彼女が車を止めた。
「そうなの?」
慎:自殺しようと思い、あそこに立ってました。
「そうなんだ・・・何したの?」
慎:色々ですけど、主には殺人ですかね、強姦もしました。
「・・・なんで?」
慎:さあ。
「そうなんだ。
じゃあ、警察に送ろうか?」
慎:いや、死にたいんで、橋のあるとこに。
「あなた、家族は?いるんでしょ?心配してるよ。」
慎:どうでもいいんです。
「そんなわけないでしょ。」
慎:家族はいいんです。
「何で?」
慎:僕は恋をされたい。
「彼女いたことないの?」
慎:彼氏もないです。
「男好きなの?」
慎:いえ、基本は女です。
「そうなんだ・・・
あたしは無理だよ?彼女いるから。」
慎:レズなんですか。
「いや、バイかな。」

つづく

sin

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