慎(SIN。

虚構シリーズなどを掲載

昔、あの日、俺による人助けは終わり、俺の人殺しは始まった。

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- 慎(シン。-

あいつらのいう通り。

おまえらのいう通り。

確かに。

俺は現実から逃げていた。

否、違う。

逃げるべきだった。

でも、そんなの、虚飾。虚勢。

俺は本当は女の子を助けたりしない。

ただ、見捨てる訳でもない。

俺は、ずっと、殺したかった。

俺にとって受け入れるべき現実は、

受け止めるべき現実は、

虚構のような現実を打破し、

現実を殺す事だ。

つまり、ユウ/リコ(たち)を殺す事。

今までの縛りを千切り、破り、殺す事だった。

それこそが、俺の現実だった。

好きな子を犯るより、殺りたい。

それが、俺だった。

ありのままで居る事、

包み隠さない事とは、

俺にとって、殺戮であり、血にまみれたものだ。

sin