慎(SIN。

虚構シリーズなどを掲載

Z号

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- 慎(シン。

愛は、俺に関してのみ、

いつも、間に合わない。

そして、落ち込んでいた。

そこに、哀がやってきた。

「お父さんの事は諦めろ。」

彼女は、女性の格好をしているが、中身は男性らしい。

そして、表情はあるものの、感情を全く抱かない体質。

感覚的に言うと、そういう感じ。常人には理解できない。

だからこそ、人間(無人)である愛に引かれていた。

「それは無理だよ、哀ちゃん。」

「お父さんは、ああいう事を繰り返してる。

ああいう人間は、もう元には戻らない。

今まで、あの人にどれだけの説得があったと思う?

彼は全てを裏切った。愛する者も。もう駄目だ。」

「少なくとも、今まではね。

これからは分からないでしょ?」

「フィクションのようにはいかない。

憎悪と復讐に走った人間なんて、実際は、戻ってこない。2度と。」

「父は違う。」

sin

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