慎(SIN。

虚構シリーズなどを掲載

よく喋る回

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- 慎(シン。-

――【黑匣】に、世界は耐え切れなかった。

揺らぎは失せ、時空、次元が、

乱れ、淫らに、歪む。

その世界で生きていける者は、なかなかいない。

世界は崩壊しかけていた。

「この狂った世界観に耐え抜けるのは、俺らだけ。」

「狂ってるのはお前だけだ。

お前が狂ってるから狂って見える。」

「俺にとっちゃ、逆だけどな。

しかし、それもまた真実。また違った別の現実。

まあ皮肉だな。俺は憎悪を用いて単独でお前に復讐できた。

傍観者は仲裁者になれず、俺自身がそうなった。

そして、お前を殺したけど、

今になって復活してきた。英雄として。

と、思いきや、悪堕ちしてたわけだ。」

「闇落ちした分際で。

お前はイケメンじゃないから許されないぞ。」

「まあ、復活の際、邪神に細工されたんだろうな。」

と、前日言われた事への、口撃。

「美少年や美少女、善人や悪人ではなく、

そこらへんに居る普通な筈の俺らが

選ばれし者だったのは面白いよな。」

しかし、実際は、ユウはサイコ。俺はソシオだった。

「相変わらず、くっせぇな。」

「お前こそ、昔インスタなんかで

オサレキャラで持て囃されてたろ。」

「何故、そんなによくしゃべる。今になって。」

「読者に分かりやすく言ってんだよ。メタ」

「現実と虚構の区別がつかないのか。キリ」

「またそれか。」

sin