慎(SIN。

虚構シリーズなどを掲載

持たざる者から搾取する、現実も虚構もお互いに一部、社会も野生も、結局世界。

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- 慎(シン。-

―― 虚構、偽物は、

決して悪いばかりではない。補助になる。

俺がこんな心と体を抱きながらも

生きてこれたのは、いつか救われるのではないかという

虚構、夢幻、幻想、理想、希望があったからだ。

勿論、その願いは叶わない。祈りも届かない。

そして、いつも、決まって俺の所為にされ、

こう「それはまだ足りないからだ」と「搾取の言葉」をかけられる。

―― 最後には、何も残らない。

見窄らしく、素っ裸になった俺は、

道に倒れ、人々に踏みつけられていき、死んでいく。

羽を失くした蛾のように。

(俺が社会に寄生してるって、バカか。

お前らに生み出されてお前らに殺される。

全部お前らの為だろうがよ。

俺が搾取する側だとか言ってんじゃねーよ。

んなぁわけあるかぁ~~っ。お前らなんだよ、問題は。

死ね。殺されろ。でなきゃ、俺が殺す。)

「お父さん、聞こえる?」

(ん?)

「テレパシー使えるようになったよ!」

sin